シャベル航海日誌

気まぐれにやります

SHIROBAKO最終回の感想とか


SHIROBAKOですよ、SHIROBAKO

アニメ制作会社の日常を描いた作品ですが、笑いあり、涙あり、社会のリアリティそこそこあり、感動おおありのかなりの良作になってるんじゃないかな~と個人的には思っています。

 

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その最終回がさっき放送された訳なんですけど、これがもうホントに良かった。

綺麗にまとまってたし、ハッピーエンドで終わらせてくれて非常に嬉しかったです。

 

感動の度合いとしては、しずかがルーシーの声優に抜擢される23話の終盤の方が大きいものがあったのかなとは思いましたが、個人的には最終話もそれに勝るとも劣らないなぁという印象です。

 

何が一番印象深いかって、やっぱり今後について今まで悩んでたあおいがしっかりと自分で答えを出したことだと思うんですね。

 

あおいって、いつもの五人の中では「明確な何か」が無いたちどころだったじゃないですか。絵麻だったら作画があるし、美沙にはCG、しずかには声、みどりには脚本と、残りの四人には目指すべき道がしっかりしてる訳です。勿論、五人全員「七福神をまた皆で作る」という共通目標があることはあるんですけど、それとは別の「自分の将来」という意味でのこれからについては、あおいだけ他の四人に比べるとちょっと見えにくい部分があったと思います(現実の制作進行やデスクの方がどうなるのか知らないので何とも言えませんが)。実際、作中であおいがこれからに悩むシーンは結構ありました。

 

だけど、一応ながらあおいはしっかり答えを出した訳です。「アニメを作ることが好きだから、アニメを作る人が好きだから、続けたい」と。制作進行やデスクは、自分が生み出すことは無いけれど、その代わりに沢山の人と触れ合います。あおいがアニメ作りをやってこれたのは周りの支えがあったからこそだし、ムサニでアニメ作成に関わる様々な人の熱意に触れ影響を受けることは多々あった訳です。だからこそ、この「人」に自分がこの仕事を続けていく理由を見出すっていう落としどころは、凄くあおいらしいしリアリティもあっていいんじゃないかなと。

 

あおいはきっとこれからも色々悩んだり苦しんだり、時には逃げ出したくもなるんでしょうけど、周りに支えられながら彼女らしくひたむきに頑張っていくんでしょうね。そしてきっと「七福神」の中核を支える存在になってくれると思います。

 

本当に、いいアニメでした。ありがとうSHIROBAKO

是非二期もお願いしたいところですけど、これだけ綺麗に終わってしまうとなさそうかな…

久々に見直したいと思えるアニメでした。